心の断捨離 [曽良まめの日常]
ここ数年、ずっとシンプルライフを目指していました。
30代くらいから目指してたから、もう10年くらい工夫して、捨てたり考えたりしてきたように思います。
20代終盤に離婚して、30代で再婚して、36歳で出産して、いろんな変化のあった10年でした。
離婚した時にはガッサリ持ち物を全部捨てました。
その後すぐ、遠方の実家が競売にかかったとかで、自分の荷物は全部失いました。
自分の持ち物に関してはすごくミニマムになった時期でした。
不安もあったけどすごく軽かったのを覚えてます。
どこにでも行けるようなかんじ。
シンプルだけど、どこか危うい感じだったのを覚えています。
仕事も独立して激変。生活も激変。
なんだか急展開でした。
その後、今の夫と結婚して落ち着いてきたら、物が増え始めました。
シンプルじゃなくなってきたので、不注意傾向あり&物の管理の下手くそな私はちょっと困ってきたのを覚えてます。
でも危うい感じも減って落ち着いたのも覚えてます。
で、なんとか捨てて、捨てて、部屋を見渡したらこれ以上捨てれないなって思うのにやっぱり何か複雑なような、何か捨てなくちゃいけないなって気持ちのままでした。
そんな時に、嬉しい妊娠。
でも自営業なので、経済的には不安でした。
働いた分だけ経済が回るわけですから、どれくらい働けるのか予想がつかなかったのが原因かなと思います。
預けられる両親も家族も近くにない状態ですので、夫婦二人で自営業と子育てってどうやって両立するのかなって不安だったです。
それでも夫婦で決めたことありました。
絶対、3歳までは家で育てよう。
子供のそばにいよう。
たくさん抱っこして、子供と向き合おう。
子供に見えないけど人間力貯金しようって。
そんな時にとった私の方法。
節約!(笑)
収入がどれだけ減ったとしても、コンパクトに生活する事にしました。
(実際はそんなに減りませんでした)
節約のためのシンプルライフ。
効果はあったと思います。
でも、今思えば運気が下がったように思います。
不足に対する不安からする行動ですもんね。
保育園に入って2年目。
4歳になったまめたんはちゃんと頑張り屋さんでちゃんと甘えたさんで、ちゃんと「自分の事が好き」って言える子供に育ってきました。
落ち着いてきたら、自分の心の事を考えれるようになってきました。
どうやら、シンプルになりたいのは、環境や生活ではなくて、私の心だったようです。
思春期の事や実家の事がどうしても自分を縛り付けていたようです。
特に実家の事は影響が大きかったみたい。
一代で事業を大きくした父は、私が大学生の頃に一気に事業がつまづいたようで、貧乏になりました。
急にお金が無くなって、家族中が負の感情であふれて、小さい頃からずっと働いてくれていたスタッフのお兄さん達も恐い顔してたり怒った顔してたりするようになりました。
経済が潤沢にまわっている環境だった時はみんなあんなに父を取り巻いていたのに、こんなに人って変わるんだ。
お金が無くなるって恐い事だって、お金って恐い、人が許せないって思ったんだろうと思います。
心の中にそんなブロックがある事に気付いて、それを手放してみました。
そしたらね。
急に体まで軽くなったんです。
そして、頭の中が急にクリアになりました。
人生前半で背負った荷物を下ろしたくてシンプルライフ目指してたのかな?
いつも自分の頭の中にぐるぐるまわっていた思考がピタッと止まって、静かになりました。
そしたらね、花や木がすごく近くに感じるようになりました。話しかけてくるみたい。
花の色が鮮やかに見えるようになりました。
葉が光を帯びて透明で風に揺れている音まで綺麗に聞こえるようになりました。
鳥の声がこんなに美しく響いていたのを知りました。
昔のことを思い出してぐるぐる苦しくなることもなくなりました。
試しに思い出しても、感情が面白いくらい波立たないんです。
すごい!
気持ちが前向きになって、いろんなアイデアが浮かんできます。
きっと40代は素敵になるって深いところから思えるのって、本当に感謝。
なにか捨てなくちゃって思ってて、部屋を見渡してばかり、捨てるものばかり探してたけど。
捨てるものは心の中にあったみたい(笑)
やっと思春期終わるのかな?
小さい事でカチンコチン来なくなったし…
もしかして大人になるってこういうことかな?(笑)
でも、思いつくアイデアが子供っぽいので、成熟した女性のイメージには遠いかもしれません(笑)
これからが楽しみです。
2018-04-28 13:57
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